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【書籍紹介①】アルジャーノンに花束を【夏休みにおすすめ】

読書の夏!

こんにちは、トライプラス千葉みなと校です。

最高気温が30℃を超える日が続き、いよいよ夏本番・・・という時期になりましたね。

千葉市の夏休みは例年より早く、登戸小、新宿小、幸三小、新宿中、幸二中も来週から夏休みがスタートします。

受験生はさることながら、夏休みは計画的に過ごしていきたいものですね。

「こんなに暑かったら外に出たくない!!」と、そんな悩みを抱えた皆さんには読書がおすすめ!

今日はそんな出不精の私からおすすめの一冊をご紹介します。

『アルジャーノンに花束を』            (ダニエル・キイス著、小尾芙佐訳、ハヤカワ文庫、新版)

この有名な著書、皆さんは読んだことがありますか?

ちなみに私が初めて手に取ったのは一昨年のお正月。

「正月休みに読んでみるか」と購入したまま2年間、「積ん読」の餌食となってしまっておりました。

また最近になって知ったのですが、日本では2002年に主演はユースケ・サンタマリアさん、2015年は山pこと山下智久さんでそれぞれドラマ化していたんですね。

全然知らなかったです・・・。

また、今年になってから、なんとバンドのヨルシカさんがこの『アルジャーノンに花束を』を原作に『アルジャーノン』という楽曲を作り上げたのです。

これは読んでみるしかあるまい・・・と、本棚から引っ張ってきたのでした。

あらすじ

”32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞い込んだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。

これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく・・・・・・

天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?全世界が涙した不朽の名作。”

「ぼくわかしこくなりたい」

”知能が向上する手術”。

もしそんなことできるとしたら、あなたは受けてみたいと思いますか?

子供に受けてさせてみたいと、思いますか?

ドラえもんの不思議な道具みたいに、いつかみた物語のなかの魔法のように、

「なりたい自分」になれるとしたら・・・。

物語は主人公チャーリイの「賢くなりたい」という強い願いから始まります。

彼は32歳になっても幼児ほどの知能しかありませんでした。

字の読み書きも満足にできず、自分がどのように扱われているのかも知りません。

物語ではっきりと表現されているわけではありませんが、チャーリイは先天的な知的障害をもっています。

皆さんも、「どうして自分にはできないんだろう」という挫折を味わったことが一度はあるのではないでしょうか。

”みんなと同じことができない”ということがどんなにつらいことか、想像に固くないはずです。

また、そんな彼の家族にとっても、彼の人生は易しいものではなかったのです。

”けえかほおこく”から”経過報告”へ

物語はチャーリイの”経過報告”で描かれます。

知能を向上させる手術の発案者であるジェイ・ストラウス博士は、チャーリイに

「考えたことや思いだしたことや周りで起きたことは全部書いておきなさい」と彼に手術の経過報告を書かせました。

読み書きのおぼつかないチャーリイの書く文章は、ほとんどひらがなで、句読点もほとんどなく、誤字・脱字のオンパレード。

翻訳者の小尾さんは英語の原作をみて、山下清をモデルにこの文章を書き上げたそうです。原作、読みにくかっただろうな・・・。

私も日本語訳ですら「読みにくい・・・」と諦めかけました。

しかし物語が進むにつれ、漢字が増え、句読点も覚え、『経過報告9』あたりから段々と「普通に」読める文章になっていくのです。

そこからチャーリイの知能の向上は加速していき、彼は「普通」どころか「天才」と呼べるほどの知識を得ていくのでした。

天才としての苦悩

会話もままならなかったチャーリイは何ヵ国語の論文も読めるようになったり、

この実験の責任者であるストラウス博士やニーマー教授などの知能も遥かに超え、やがては「実験の行く末」すら考えられるほどになっていました。

これまで親切にしてくれた自分より頭のいい大人たちよりも、自分が知能で勝っているということがわかってしまうのです。

ただ、そんな彼は天才としての人生を謳歌していく中で「ある悪夢」をみるようになります。

それは幼い日の記憶、実験をするより前のチャーリイの記憶です。

これまで人より知能の劣っていたチャーリイは、人からどんな言葉を浴びせられていたか、母親や妹からどんなに軽蔑をされていたのか。

彼の成長した知能によって、「記憶」を介してそれが認知できるようになってしまうのです。

「世界一幸せな死刑囚」を知っていますか?

知的障害をもっているがゆえに冤罪をかけられた死刑囚は、死刑の日の前日までミニカーで遊んでいたそうです。

「無知」とは他の人間がもつ苦しみや悲しみすら無知であるのです。

天才としての知能を得た彼でしたが、その聡明さがゆえにまた孤独な存在になってしまうのでした。

気づけば、友人といえるのは同じ実験を受けたねずみのアルジャーノンだけ。

結末は・・・

なりたかった「賢い自分」になれたチャーリイはこの実験の先に何をみたのか。

自分の能力以上の知能をもつことは、本当に人を幸せにするのか。

結末は、この物語を読んでみてください!

以上、トライプラス千葉みなと校でした。

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