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子どもが味わう挫折とは?

こんにちは、トライプラスの本田です。

お子さんに「どうしてこんなことができないの?」 「やる気がないの?」

と思ったり、言ってしまったことはありませんか?

今回はそんな子どもたちの「できないこと」についてお話していきます!

できない=やる気がない?

子どもにとってできないことは「やる気がないからできない」のでしょうか?

人には誰しも「認知機能」というものが備わっています。

「認知機能」とは、記憶、知覚、注意、言語理解、判断、推論といったいくつかの様子が含まれた知的機能のことです。

人は五感(見る、聞く、触れる、匂う、味わう)を通して外部環境から情報を得ます。

そして得られた情報を整理し、それを基盤に計画を立てたり、実行をして、結果を生み出すために必要な能力が「認知機能」になります。

つまり、教育やすべての行動においての基盤となるのがこの「認知機能」なのです。

学校は、勉強はもちろん、先生の話や部活のこと、友達と遊んだり、などの様々なことを見たり、聞いたりして学習する場です。

しかし、この認知する力が弱いと授業についていけないどころか、さまざまな弊害が生まれてくるのです

聞き取る力、見る力

例えば、聞き取る力が弱い生徒の場合

学校の先生が「算数の教科書の38ページをあけて5番の問題をやりなさい」と言ってもその指示が聞き取れなかったり、

38ページを開けたとしても、「5番の問題」は聞き取れないかもしれません。

また、見る力が弱いと、文字や行を読み飛ばしたり、漢字が覚えられない、黒板が写せないなどといったことが起こります。

そういったことを繰り返していく内に

「自分だけどうしてできないんだろう」「自分だけ損をしている」

といった自信の喪失につながっていってしまうのです。

想像力の弱さ

また、見えないものを想像する力の中で大切なものに時間の概念があります。

時間の概念が弱いと、目先のことは想像できても長期的な目標に向かって

「今我慢すればいいことがある」

「1ヶ月後の部活の試合や定期試験に向けて頑張る」

「将来、〇〇になりたいから頑張ろう!」

などという努力ができなくなります。

そうすると、成功体験や達成感が得られないので子供は自己評価の低い状態から抜け出せません。

できないこと=不得意なこと

大人にとっても「できないこと」を「得意なこと」に変えるのはとても難しいですよね。

私たちの目線からすると「こんな簡単なことなのに」と思う場面もたくさんあると思います。

しかしそれは、子どもたちが決して不真面目なわけではなく

子どもにとってたまたま不得意なことであるである可能性が高いです。

子どもの成長を妨げてしまうことは誰にも理解されないこと期待されていないと思うことです。

自分にとってどうしてもできないことを、「やる気がないだけだ」と理解されないのは

子どもにとってそれほど辛いことはありません。

まずはお子さんにとっての不得意なことを見つけて、それを認めてあげましょう。

 

その上で、お子さんの目標に少しでも近づけるように前進を続けていきましょう。

以上、トライプラスの本田でした!

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